町に伝わっている昔話を語る会として、今から数十年前､町の郷士史家佐藤義則氏の指導で発足したのが､「とんと昔この会」である。しかし語り部が次第に少なくなり､ついに一人になってしまったことから､令和元年に新たに再出発した｡研修を重ねて語り部を育てながら､町に伝わっている民話や物語､わらべ唄等を掘り起こし､広く伝える活動をしている。

依頼された団体や施設などで披露したり、町の芸術文化祭の折に､広く町民に呼びかけ成果を発表したりしていたが､今年からは､町のあたごこども園から月１回定期的にお話会を設定していただいた｡その日に合わせて研修会を兼ねた例会を開き､実践の成果や反省を話し合って､より良い語りを目指した活動を進めている。