名称 | 矢作伸寿(畳) |
---|---|
ふりがな | やはぎのぶひさ(たたみ) |
地域・場所 | 尾花沢市 |
サイト管理者 | 山形県県土整備部建築住宅課 |
連絡先 | TEL:023-630-2651 又は 023-630-2636(山形県県土整備部建築住宅課) |
掲載サイト | サイト名:山形県住宅情報総合サイト【タテッカーナ】 サイトを開く |
概要 | 畳屋 清兵衛 三代目(尾花沢市) 20年以上、同じ時を過ごしてきた畳職人の道具「手がき」。 ※所属等は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。 憧れの父を目標に畳職人の道へ 物心ついた頃から畳職人である父・清次郎さんの手技に憧憬の念を抱いてきた。父の背中を追い、いつの日か越えてみせる。そんな熱き想いを胸に、高校卒業後は埼玉県畳高等職業訓練校で3年間の修業時代を過ごす。 経験を重ねるほどに思い知らされる 修業を終え、尾花沢に帰郷した矢作さんは、父・清次郎さんと二人三脚で家業に専念。当初は、習得した技法と父の技法の違いに戸惑いを覚えて反発したこともあった。しかし、畳職人としての経験を重ねていく中で改めて痛感したのは父の偉大さだ。 郷土愛を具現化したオリジナル畳縁や 当然、そのDNAは父から子へと着実に受け継がれている。最近では、コロナ禍で自粛要請が続く中、少しでも地域の盛り上げに貢献しようと、尾花沢が発祥の伝統芸能である花笠踊りから着想を得た「花笠縁」を開発。とりわけ花笠縁を用いたミニ畳は、マウスパッドや飾り台など日常使いにぴったりとのことで愛用者が急増中だとか。 畳文化や伝統技法を次代へとつなぎ 2006年、25歳で国家資格の畳製作技能士1級を取得。これを契機に、技能グランプリに3度出場し、いずれも上位入賞を果たしている。2016年には、い草生産の本場である熊本県八千代市で開催された畳表製織研修に参加。実際にい草農家に宿泊して刈り取りから織り上がりまでの工程を経験することで、畳表への理解と愛着がより深みを増したという。 無我夢中で技を究めこだわり抜く愚直なまでの一本気な姿勢は、これからも大きな実を結び続けていくことだろう。 |
矢作伸寿(畳)
やはぎのぶひさ(たたみ)