黒沢峠敷石道を未来へ

くろさわとうげしきいしどうをみらいへ

名称黒沢峠敷石道を未来へ
ふりがなくろさわとうげしきいしどうをみらいへ
地域・場所小国町黒沢地域
提供団体黒沢峠敷石道保存会
連絡先TEL:0238-62-3522
掲載サイト
概要

 黒沢峠のある越後米沢街道・十三峠は、大永元(1521)年に伊達稙宗(たねむね)が大里峠を開いたことにより始まりました。この黒沢峠は米沢から数えて6番目に位置しています。越後米沢街道の重要性が増すとともに整備され、天保6(1835)年~慶応3(1867)年の間には、悪路で停滞する荷物の解消を図るため、敷石を敷き詰めた道普請が行われました。また、この街道は、イギリスの旅行家イザベラ・バード、良寛、原敬、十返舎一九、伊達政宗等の多くの著名人も往来した歴史があり、現在もバードを慕って全国から多くの人々が黒沢峠を訪れています。

 黒沢峠敷石道保存会は、三島通庸による「小国新道」開通により使われなくなった黒沢峠を守ることを目的に、昭和55年に結成されました。土に覆われていた敷石道を5年間かけ掘り起こし、活動を続けてきました。私たちは、先人達が作り、諸先輩たちが蘇らせた敷石道を中心とする歴史や景観を、大切な宝として保全・活用していくことをとおして後世へ引き継いでいきます。