菊地新学（きくちしんがく　1832－1915）は、明治時代の山形の写真家です。村山郡若松（現天童市）に生まれ、江戸で写真術を学び、明治元年、東北地方で初めての写真館を山形七日町に開業しました。明治13年には初代山形県令の三島通庸より「山形県御用写真師」に任命され、三島による数々の公共建設物を撮影しました。

当館のデジタルライブラリーには、菊地新学が撮影した写真86点を掲載しています。明治時代、山形県ができて間もない頃の県内各地の様子をうかがい知ることができます。