堀米庸三

ほりごめようぞう

名称堀米庸三
ふりがなほりごめようぞう
提供団体山形県立図書館
連絡先TEL:023-631-2523(代表)
掲載サイト
概要

1913年(大正2)~1975年(昭和50)

西洋史学者。

戦後のヨーロッパ中世史研究を主導した一人。「中世国家の構造」によって封建社会の分析にオーソドックスな手法を導入し、ドイツ史を中心とした戦後の西欧中世史研究に確固たる基礎を築いた。その後、中世国制史研究に従事するかたわら、「正統と異端」などで中世文化の新しい理解の方向を提唱し、文明批評にも独自の境地を開いた。戦後、文学部の新設に貢献した北大、その後の東大時代をとおして、その門下からわが国の西洋史研究に多くの後継者を送り出した。昭和43年に端を発した東大紛争では、文学部長として第一線に立って解決への途を探り、教え子たちとの「堀米スキー教室」も有名。生家は河北町に寄贈されて、河北町紅花資料館となっている。