「東根の大ケヤキ」が見守る古の郷

ひがしねのおおけやきがみまもるいにしえのさと

名称「東根の大ケヤキ」が見守る古の郷
ふりがなひがしねのおおけやきがみまもるいにしえのさと
地域・場所東根市本丸
提供団体一般社団法人東根市観光物産協会
連絡先TEL:0237-41-1200
掲載サイト
概要

 国指定特別天然記念物「東根の大ケヤキ」がそびえる東根小学校敷地の一帯は、かつて東根城(小田嶋城)であった場所であり、本丸などの中枢部を守る水掘であった光専寺沼、龍興寺沼、中沼という3つの沼が現存するなど、その面影を残しています。東根城は、南北朝時代の1347年、北条氏や和田氏ともつながる鎌倉の名族の出である小田嶋長義が築城したといわれています。東根城を築城した長義の事績としては、若宮八幡神社を創建したり、普光寺に梵鐘を寄進したりしたことなどが伝えられています。小田嶋氏の後、東根城は、約190年間7代続く東根氏の居城となりました。

 またこの地域では、台風によって作物が被害に遭わないように祈る「風祭り」にて太々神楽が奉納され、地蔵信仰が盛んであったことを伝える六面幢や地蔵が見られるなど、地域住民の信仰の在り様を窺い知ることもできます。

 東根の大ケヤキが見守ってきた東根城跡とその周辺一帯について、関連する文化財等を結びつけ、地域住民が歴史的価値を再認識し、誇りを持って、市内外に向けて情報発信していきます。