高橋由一（たかはしゆいち　1828－1894）は、幕末・明治初期の江戸の洋画家です。

「山形県、福島県、栃木県道路写生帖」は、髙橋由一が三島通庸（初代山形県令、のち福島・栃木両県の県令）による公共事業を後世に伝えるために描いた道路等の写生画128図を石版画にし、明治18(1885)年に日本橋玄々堂から出版された画集です。

当館のデジタルライブラリーには、その中の山形県の道路等が描かれた石版画55点を掲載しています。明治時代、山形県ができて間もない頃の県内各地の様子をうかがい知ることができます。