名称 | 若林 信(大工) |
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ふりがな | わかばやししん(だいく) |
地域・場所 | 寒河江市 |
サイト管理者 | 山形県県土整備部建築住宅課 |
連絡先 | TEL:023-630-2651 又は 023-630-2636(山形県県土整備部建築住宅課) |
掲載サイト | サイト名:山形県住宅情報総合サイト【タテッカーナ】 サイトを開く |
概要 | 株式会社大沼建築(H26撮影当時) 子どもの頃の夢を追い続け、 さらなる高みを目ざす日々 ※所属等は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。 思いはぶれずに進学し 折り紙、綾取り…手を使う遊びが大好きだった若林信さん。木屑を組立て遊んでいたときに「手づくりで木の家を造る人」への憧れが芽生えた。小学校3年の時であった。以来、思いがぶれることはなかった。山形県立山形工業高等学校建築システム科へ入学し、さらに高みを目ざして山形県立山形職業能力開発専門校へ進学。専門校では道具の扱い方を徹底的に学んだ。中でも刃物研ぎにはこだわり、2年時には誰にも負けない腕を身に付けた。さらに、在学中に2級建築大工技能士を取得。現場経験のない学生には超難関の資格である。それは「大工になる」という絶対に譲れない夢の実現への第一歩であった。 技の日本一を競い合う 専門校の卒業と同時に大沼建築の門を叩いた。当初は工場の清掃や住宅の模型づくりであったが、大工の仕事に就けた若林さんにとっては楽しい毎日だったという。そんな「大工になる」ための修業を始めた矢先、思わぬチャンスが飛び込んできた。平成26年11月開催の「第52回技能五輪全国大会・建築大工の部(23歳以下)」の山形代表に選出されたのである。次世代のものづくりを担う若人が技の日本一を競い合う大会は、2日間、11時間45分にも及ぶ超過酷な競技である。与えられたテーマをもとに図面を描き、材料を加工し、組み立てていく。図面の確かさ、加工の精緻さ、組み立ての美しさが審査された結果、若林さんが見事、金賞に輝いた。 「お客様に感動を与える家を造る」 快挙はうれしさとともにプレッシャーをももたらした。「金メダリストだから」との目があった。しかし、持ち前のポジティブさが「だからこそ頑張ろう」という思いに変えた。「お客様に感動を与える大工になる」。今はその夢に向けて先輩職人の技を身に付けるべく、下働きに精魂を傾ける日々であるという。 |
若林 信(大工)
わかばやししん(だいく)