名称 | 大沼 仁(大工) |
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ふりがな | おおぬまひとし(だいく) |
地域・場所 | 寒河江市 |
サイト管理者 | 山形県県土整備部建築住宅課 |
連絡先 | TEL:023-630-2651 又は 023-630-2636(山形県県土整備部建築住宅課) |
掲載サイト | サイト名:山形県住宅情報総合サイト【タテッカーナ】 サイトを開く |
概要 | 株式会社大沼建築 三代目(寒河江市) ハウスメ―カーに負ない地元工務店のチャレンジ。 ※所属等は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。 住宅の仕様や施工費を「標準仕様」で明確に提示し、若い施主層にアピールする新部門「With Home」。 大沼建築は、創業以来地元に密着し、「木づくり・手づくり・心づくし」をポリシーに丁寧な家づくりを続けてきた。一般住宅の実績は500棟、寺社仏閣も数多く手がけている。 3代目となる大沼さんも、和風建築、伝統建築に携わる大工修業を重ね、家業を引き継いだ。しかし、大手ハウスメーカーの進出などで受注は激減。下請けに回っては、すぐれた技術を持っていても活かせないし、受け継げない。そこで苦境脱却の手段として新部門を立ち上げる。「With Home」である。 工法や使用する木材、設備などの細かな仕様を想定したいくつかの「標準仕様モデル」を設定し、坪数に合わせた坪単価も明示する。 「メーカー規格商品との大きな違いは、仕様やデザインの変更にも柔軟に対応し、大幅な予算変更なしでオリジナルな住まいを実現できること」と大沼さん。また、受注前の打合せや見積もり、ゼロから設計する手間を省き、さらにメータモジュールの採用で材料の無駄をなくすことで、住宅品質を落とさずに坪単価を適正に抑えている。 元請け100%の責任ある家づくり。 安価による著名建築家の設計、安心できる地元工務店の施工。この2つをマッチングさせる仕組みが「BDAC」。施主の家づくりの夢や理想をかなえ、完成後も身近でアフターサービスが受けられる。「With Home」も、この「BDAC」も、下請けにならず、自社の大工技術を高め、活かしていくためのもの。「これまで手がけた住まいに対する責任、これから家を建てる施主の方の満足。どちらにも応えていける”幸・夢・店”を目指しています」。 腕がいいのはプロとして当たり前。それをきちんと表現していくことが求められている。 初代は弟子を24名も育て上げたという。「自分も同じように人を育てていきたい。家だけでなく、それも使命だと思っています」と大沼さん。技術だけを誇るような武骨な職人イメージでなく、服装や礼儀、接客態度などもスマートな、そんな新しい大工像を作れたらという。そして、あくまでも地元寒河江にこだわり、目も気持ちも届く30分~1時間エリアで勝負していく。そうやって頑張る大工や職人たちのネットワークも作っていきたい。 「家を作るのは、結局は”人と人”ですから」。 |
大沼 仁(大工)
おおぬまひとし(だいく)