名称 | 沼澤亜由(大工) |
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ふりがな | ぬまざわあゆ(だいく) |
地域・場所 | 山形市 |
サイト管理者 | 山形県県土整備部建築住宅課 |
掲載サイト | サイト名:山形県住宅情報総合サイト【タテッカーナ】 サイトを開く |
概要 | 山形県立山形職業能力開発専門校(H23撮影当時) 小さい頃に何気なく見た親戚の新築工事。 ※所属等は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。 東北芸術工科大学への憧れもあった。小学生の頃からオープンキャンパスに遊びに行き、ものづくりなどを体験した。そして入るなら、小さい頃からの夢だった家づくりの仕事に就きたいと、建築・環境デザイン学科を選んだ。しかし、いざ就活が始まると、企業の多くは、学生が学んだ専門分野は関係ない全学対象の求人がほとんどだった。 大学で学んだ知識や考え方が、実践的なカリキュラムを通し、リアルな実感として理解できる。大きな意識の変化だ。 学生時代、建築意匠を中心に、つくりたいものをイメージとして捉えていた。思い描く理想に偏りすぎていた。たとえばなぜ「910モジュール」で設計しなければ成らないか…など、頭の中でしか理解していなかったことが、実習の中で一つひとつ腑に落ちる。何より、「仕口加工や継ぎ手がうまくいったときなど、実際に手を動かすこと自体が楽しい。特に刃物を研ぐのは得意なんです」。 自分の手をかけて少しずつ形になっていくのは感激。 実習においては体力的な男女差に時々つらい思いをすることがある。実際に働く環境はさらに男社会、厳しい現場もあるだろう。しかしその中で、少しずつ精神面でも自分なりに成長していきたいという。 人の手が作る家は暖かみがある。構造など完成すれば隠れて見えなくなってしまう場所もある。「でも、壁のなかにはめちゃくちゃ頑張った証があると思うと、すごく嬉しいですよね」。 |
沼澤亜由(大工)
ぬまざわあゆ(だいく)