名称 | 日野ゆず(大工) |
---|---|
ふりがな | ひのゆず(だいく) |
地域・場所 | 山形市 |
サイト管理者 | 山形県県土整備部建築住宅課 |
連絡先 | TEL:023-630-2651 又は 023-630-2636(山形県県土整備部建築住宅課) |
掲載サイト | サイト名:山形県住宅情報総合サイト【タテッカーナ】 サイトを開く |
概要 | 山形県立山形工業高等学校 教員(山形市) ものづくりを楽しむ祖父を見て、自ずと芽生えた大工になるという夢。 ※所属等は取材当時のものであり、現在と異なる場合があります。 身近にあった“好き”を仕事に 「大工を目指したきっかけはじいちゃんでした」。趣味で日曜大工をしていたおじいさんの手で、小屋や椅子などが次々と出来上がる様子を見ていた日野ゆずさん。余った材料をもらっては、家具やダンボールのおもちゃなどを作って遊んでいた。幼い頃から身近にあった、ものづくりの道への入り口。“好きなことを仕事にしたい”と、大工になるという志を持って、山形工業高の建築科に進学。男子が大多数を占める教室でも臆することなく、ただひたむきに勉学に励んだ。高校卒業後は、専門的な知識や技術を身につけるために、山形職業能力開発専門校の建設技術科へ。「ちょっとでも勉強になればと、ペア学習の時は自分よりも上手な人と組んでいました」。自身の負けず嫌いな性格が功を奏し、資格取得や検定にも積極的に取り組んだ。 ものづくりを教える側に 専門校を卒業してすぐに、民間の建設会社に就職。日雇いでも現場仕事がしたいと、一人親方のもとで働いていた最中、山形工業高から講師の誘いを受ける。「自分の中にない選択肢をいただいて、挑戦してみたいと思いました」。 飽くなき探求心をもって 現在日野さんは、第58回技能五輪全国大会に向けて昼夜練習に勤しんでいる。本部から出題される図面をもとに、展開図の作成から施工までを一貫して行い、精度とスピードを競うこの大会。2018年の第56回で初出場を果たし、2019年の第57回では本番で満足のいく加工ができず、大会直後は飲み食いができないほど落ち込んだ。しかし、表彰式では予想だにしなかった銅賞を受賞。メダルを首にかけてもらった時初めて“努力が報われた”と実感が沸いたという。3年目の2020年、本番を前に「自信を持って賞をもらえるような作品を作りたい」と意気込んでいる。※ ※2020年10月取材時。第58回技能五輪全国大会(2020年11月開催)出場結果、敢闘賞受賞。 |
日野ゆず(大工)
ひのゆず(だいく)